弊社に分報やってみようかなとおもって僕が突然はじめたら皆やってくれたし、コロナ関係でリモート増えたのでDiscordで雑談部屋つくってオフィスと同じように雑談の中での発想が生まれるようにとおもって初めたらみんなやってくれて嬉しい
— Pocket7878 (@Pocket7878) 2020年3月5日
新型コロナウイルスにともなって各社リモートワークを推進しているようですが、 弊社も例にもれず重要なMTGのある日を除いては、皆リモートワークで作業をするようになっています。
テキストコミュニケーションだけだと伝えづらい内容
普段のメインのオンラインコミュニケーションツールとしては、Slackをつかっていましたので、 リモートワークになってからもSlack越しテキストでやりとりしていたのですが、 やはりどうしても複雑な内容になってくると音声通話によって情報伝達したほうが楽な場面というのは出てきていました。
そういった話がKPT等でも出てくるようになったので、Slackの音声通話とかで気軽にMTGするのはどうでしょう?という風にうながして 自然とSlackの通話越しの画面共有でペアプロしたとかの話がチーム内から聴こえるようになっていました。
「目的の無い会話」から生まれるものをカバーしたい
そういった、「目的のある」会話についてはSlackの音声通話によってカバーされるようになったのですが、 弊社のチームは、元々私がリフレッシュするのに区切りの良いところでオフィスの側のコンビニに行くときにメンバーをついでにさそっていた事もあり
気がつくと、チームのメンバーでよりあって皆でコンビニに行くという謎の文化ができていました。 皆がなんとなく同じような時間帯に「コンビニ行くぞー」って誰かがオフィスで呼びかけはじめるというのは、なかなかおもしろいです。
そんな連れコンビニですが、その中でデザイナーさんが「こんなUIってAndroidでもできます?」とか、 クライアトエンジニアとサーバーサイドエンジニアで、なんとなく興味のある技術とかについてはなしていたり、 最新の技術動向で「うちのアプリでもこういう事できそうだよね」とかラフにアイデアが生まれていたりしました。
そういった、「この情報をつたえたい」という意図が先にないコミュニケーションの中で 生まれてきていたメンバー間の相互作用が減ってしまったよねという話がKPTの中で出てくるようになりました。
Discordのボイスチャットルームというモードレスな会話
Slackはどうしても、テキストでの会話がメインであり音声会話は「通話をする」というモーダルな行動になってしまいがちです。 しかし、普段の雑談を置きかえる物という意味でモードレスにふと思ったときに独白したり、「ねぇねぇ」って簡単に聴けるような場がほしいよねという事になりました。
社内で今ではひろがっている分報も、私が最初に勝手にはじめた物でした
今回のニーズも、何が良いソリューションなのかはわかりません、でも雑談はしたい。
イマイチだったら、また閉じて皆で何が良いかはなしてみれば良いんです、だから今回も雑にはじめてみる事にしました。
そしたら意外と皆食いついてきてくれて、気がついたら他部門の人もチラホラ入ってきてくれるようになりました。 こういうところでサッと食いついてきてくれる所は、チームとして僕はやっていきを感じてけっこう好きなところです。
オフィスの空気を伝えるための、オフィス音配信サーバー
こうして、雑談の問題は解決したかのように見えてきたのですが、 どうしても日によってメンバーの中にはMTGによって会社にいる人と、そうじゃない人というのが生まれてきてしまいます。
次にKPT意見がでるようになったのは、 「オフィスにいるメンバーとオンラインのメンバーにわかれている日のコミュニケーションが難しい」 という意見でした。
それは私も同様に感じている所でした、やっぱりオフィス側ではなしている時に意図的にDiscordに繋ごうというのは忘れがちでした。 どうしようかなーとおもっていたところメンバーから「余ってるmac miniとマイクあるんでオフィスの音声を配信するマシン立てますよ」という意見がでました。 なるほど、たしかにそしたら意識しなくてもオフィスで話している事がDiscord越しに聴けるようになります。
このセットアップは意見をだしてくれたメンバーが気がついたらその日の夕方にはセットアップを終えてくれていて、感激しました。
こうして、オフィスの音も聴こえるようになって、今のところオフィスとの空気感の共有問題は一歩前進しました。
これからも色々やっていくよ
こうして段階的にリモートワークにともなう会話に関する課題をちょっとずつ解決してきている弊社のチームですが、 まだまだ本格的なリモートワークがはじまってから一ヶ月ちょっとくらいです。 ここ最近は「雑談」という目的の無い会話から生まれるものをどうやって埋めていくかという事について取りくんでいましたが、 おそらくもっとリモートワークの期間が伸びてきたら、情報共有や意思決定ですとかにも課題がでてくるとおもいますので一歩ずつ、 そして、時々お試しでいきなりやってみて学んでみたりしながら取りくんでいけたらとおもいます。
追記(2020/05/14)
2ヶ月後の記事も書きました